
【実録⑥】「葬儀業界は最もDXから遠い」と言われる閉鎖的な市場で、あえてFAXDMと自動音声を仕掛けた理由
2026年08月26日 12:34
「葬儀業界……? あそこは伝統と慣習がすべてだから、新しいデジタルツールやDXなんて絶対に受け入れられないよ」 「ましてや、自動音声やWEBマーケティングなんて、不謹慎だと思われるのがオチなんじゃない?」
私たちが次のターゲット市場として「葬儀業界」に狙いを定め、FAXDMや自動音声(DX Phone)の提案を準備していると伝えたとき、周りからはそんな懸念や反対の声が飛んできました。
世間一般のイメージ通り、葬儀業界は日本の産業の中で最も閉鎖的で、泥臭いアナログな人間関係と慣習が根強く残っています。「DX」や「効率化」といった言葉が最も似合わない、いや、むしろ敬遠される業界の一つと言っても過言ではありません。
しかし、だからこそ――。 私たちがこの「一見、最もDXとはかけ離れた業界」にあえてFAXDMと自動音声を仕掛けることに決めたのには、業界の構造的矛盾が生む「巨大な勝算」があったからです。
1. なぜ、葬儀業界は「最もDXからかけ離れている」のか?
私たちがリサーチを進める中で見えてきた、葬儀業界のリアルな現場の実態は次のようなものでした。
24時間365日、いつ鳴るか分からない電話に怯えている
故人のご家族からの訃報や相談の電話は、昼夜を問いません。スタッフは常に電話の前に張り付くか、転送電話を持たされています。
慢性的な人手不足と、属人化したアナログ業務
小規模な地域密着型の葬儀社が多いため、プランの案内、見積もり、葬儀の手順説明、そして事務作業まで、少数のスタッフが文字通り身を削って対応しています。
「ITや効率化=冷たい、不謹慎」という根強いメンタルブロック
「ご遺族に寄り添う仕事だからこそ、機械化や自動化なんてとんでもない」という強いプライドと美学があり、業務効率化のツールを入れること自体に強い抵抗感がある。
一見すると、「ここにデジタルや自動化の提案を持ち込んでも、門前払いされるだけだ」と思えるほどの鉄壁の壁がそびえ立っています。
2. それでも「だからこそ、私たちが仕掛ける意味がある」
しかし、マーケティングの視点を少し変えてみると、この「閉鎖的でアナログな業界構造」は、全く逆の景色として見えてきます。
① 現場のスタッフや経営者は、誰よりも「深刻な人手不足と電話地獄」に疲弊している
「不謹慎だ」と言いつつも、実際の現場の人間は、深夜の電話対応や膨大な事務作業で心身ともに限界を迎えています。つまり、「本当は助けてほしいけれど、どうすればいいか分からない」という強烈な潜在的ニーズ(痛みのマグマ)がたまっているのです。
② 周りが誰もDXをしていないからこそ、「圧倒的な差別化」になる
ライバルが全員アナログのやり方に固執している市場だからこそ、少しスマートな仕組みを取り入れるだけで、地域での存在感や業務効率が跳ね上がります。ブルーオーシャン中のブルーオーシャンが眠っている状態です。
ここで重要なのは、「いかに『機械的な冷たさ』を感じさせずに、現場の負担をスッと逃がしてあげるか」というアプローチの設計でした。
3. 「葬儀業界×FAXDM×DX Phone」が噛み合う瞬間
ここで、これまでの実録で培ってきた私たちの勝ちパターンが完璧にハマります。
まず、FAXDMという「アナログの紙」でそっとアプローチする
メールの海に埋もれるデジタル広告ではなく、オフィスのデスクに紙の状態で届くFAXDMであれば、忙しい経営者の目にも確実に留まります。ただし、売り込みチラシではなく「夜間の電話対応の負担を減らすヒント」といった現場に寄り添った切り口にします。
受け皿には、冷たくない自動音声(DX Phone)を置く
「機械に置き換える」のではなく、「深夜の不意の電話や、事務的な初期対応のプレッシャーを、自動音声が優しく受け止めて一次受けしてくれる心強い相棒」としてDX Phoneを提案する。
伝統を重んじる閉鎖的な業界だからこそ、真っ向から「デジタル化しましょう!」と叫ぶのではなく、「現場の泥臭い痛みに寄り添い、一番面倒な部分をそっと肩代わりする仕組み」として届ける。
まとめ:最も古い業界に、最もスマートな救いの手を
「葬儀業界はDXから最も遠い」 それは事実かもしれませんが、裏を返せば、「それだけ現場が疲弊しており、救いを求めている人が眠っている巨大な市場」でもあります。
誰もが敬遠する閉鎖的な業界にこそ、私たちが磨き上げてきた「FAXDM×LP×自動音声(DX Phone)」の泥臭くてスマートな仕組みをぶつける価値がある。
さて、この閉鎖的な葬儀業界に対して、実際にどんな原稿を送り、どんな反応が返ってきたのか……。実録シリーズはさらに核心へと突入していきます!