
【実録⑤】広告を出していない同業者から「噂を聞いて」問い合わせが来た話。FAXDMが起こす「予想外の二次波及効果」
2026年08月26日 12:30
「FAXDMを送れば、その紙を直接見た企業からダイレクトに問い合わせが来る」 ――もちろんそれが一番の狙いですが、実際にマーケティング施策を回していると、計画書の数字だけでは測れない「面白い現象」が起き始めます。
今回の実録は、まさにその真骨頂です。 なんと、今回の配信エリアやターゲットとは直接関係のない「同業他社」から、「他の会社から噂を聞きつけて」自社に突然の問い合わせが入ってきたという、予想外の二次波及(口コミ効果)についてお話しします。
1. 予定外の電話:「同業の〇〇さんから聞いたんですけど…」
ある日、自社の営業窓口や自動音声(DX Phone)のログを確認していると、見慣れない企業からの問い合わせが入っていました。
お話を伺ってみると、驚きの事実が判明しました。
その企業は、今回のFAXDMの配信リストには入っていなかった。
ではなぜ私たちのサービスを知ったのかというと、今回のFAXDMを実際に受け取った「ある別の企業(同業の社長さん)」と日頃から親交があり、その会話の中で、
「なんか最近、面白い切り口のFAXが届いてさ」
「自動音声やLPの仕組みがすごくスマートで、うちも気になって話を聞いたんだよね」 という噂が口コミとして広がり、「それならうちも一度相談してみよう」とわざわざ調べて連絡をくれたのです。
ターゲット層ではない「同業他社」からの、しかも口コミ経由の問い合わせ。これには社内でも「おぉ、そんな広がり方をするのか!」と大きな歓声が上がりました。
2. なぜ、FAXDMが「口コミ」を生んだのか?
通常の、どこにでもあるような「安売りキャンペーンの売り込みチラシ」がオフィスに届いたところで、誰がわざわざ他の会社の社長にその話をしますか? 「また変な営業DMが来たよ」と、話題にすらならず一瞬でゴミ箱行きになるのが関の山です。
では、なぜ今回の私たちのFAXDMは、同業者の間で「口コミ」としてシェアされるほどの人々の記憶に残ったのでしょうか? その理由はこれまでの実録の積み重ねにあります。
「A4横」という圧倒的な視覚的インパクト(実録①)
オフィスのトレイに届いたとき、他の大量の「A4縦の古くさいDM」に埋もれず、「おっ、なんだこれ?」と物理的に目を引く異物感があった。
売り込みを捨て、現場のリアルな「失敗談や課題解決のフック」に振り切った(失敗談シリーズ)
単なる自社商品の自慢ではなく、「情報の詰め込みすぎをやめよう」「クレームは自動音声で防ごう」といった、同じビジネスパーソンとして思わず共感してしまう「生々しいメッセージ」が刺さった。
「紙(FAXDM)」から「WEB(LP)」、そして「スマートな受け皿(DX Phone)」への導線が美しかった
もらった人が思わずスマホでQRコードを読み込み、「よく考えられた仕組みだな」と感心するほどの体験設計になっていたため、誰かに話したくなる要素(ネタ)があった。
つまり、「思わず誰かに教えたくなるほど尖っていて、かつスマートな設計のDM」だったからこそ、紙面を離れて人の口伝え(口コミ)にまで発展したのです。
3. 数字(0.34%)には表れない「水面下の波及効果」
前回の実録④で、今回のテスト配信の直接的な反応率が「約0.34%(問い合わせ4件)」だったとお伝えしました。
しかし、マーケティングの本当の面白さは、この「計算できる数字の裏に広がる、目に見えない二次波及」にあります。
FAXDMをきっかけに、経営者同士の会話や業界内のネットワークで社名やサービスが話題になる。
直接の問い合わせには至らなくても、社内の引き出しやファイルに保管され、数ヶ月後に別の課題で思い出して連絡が来る。
同業他社から「うちでもその仕組みを導入したい」「パートナーとして組めないか」という新しいアライアンスの相談に発展する。
これらは、GA4のアクセス解析やUTMパラメータの数字だけを眺めていては絶対に計測できない、「リアルな紙媒体だからこそのアナログな口コミ力」です。
まとめ:「良い意味で期待を裏切る」マーケティングの威力
FAXDMを「ただの数字を狩るための冷たい営業ツール」として扱っているうちは、このような同業からの口コミや予想外の広がりに出会うことはありません。
しかし、原稿を研ぎ澄まし、デザインを工夫し、受け手を唸らせるような「質の高い体験」をデザインして届けたとき、FAXDMは単なるダイレクトメールを超えて、「業界内に波紋を広げる強力なコミュニケーションツール」に化けます。
データで確実に数字を追いかけつつ、こうした生きた口コミの波及まで引き起こしてしまう――。 これこそが、アナログ(紙)とデジタル(LP・IVR)を本気で融合させた私たちがたどり着いた、FAXDMマーケティングの最もエキサイティングな醍醐味です。